「そう。ただの…オンナ大好きの不潔オトコ」


…いやいや。

そこまで言わんでも…。

そして。

そんな辛口の批判も、冗談として受け取って笑ってくれるユーミちゃん…。

キミには本当に癒されるよ…。


「ユーミちゃん…いい子だね〜」

思わずそう呟くと、ユーミちゃんの頬がリンゴのように赤くなる。

前々から思ってたけど、ちょっとポッチャリちゃんって、何故か大体、色白で肌が綺麗な子が多いんだよね。

ユーミちゃんも、その例にもれず…。

その大福みたいな頬は、思わず触りたくなるぐらい柔らかそうだ。

「たっ、拓海さん…からかわないで下さい…」

照れて視線をさ迷わせる様も、見ていて飽きない可愛らしさだ。


…う〜ん。

オレ、今までポッチャリちゃんとブサイクちゃんは遠慮してたけど。

これからは手広くやっていく方向で考えよう。

ただし…

面倒な女はもちろん、お断りで。


相変わらずドキドキした様子のユーミちゃんに、ニコニコと愛想を振りまいていると。

隣のそのみが、ジトッと睨んでくる。