私は、さっき感じていたことを話した。



初めてだった。



半年以上も付き合っていて、こんな風に自分の心の中をさらけ出したことがなかった。




「先輩・・・私、怖くて・・・ずっと言えなくて。本当は寂しかった。でも、嫌われたくなくて、良い子のフリしてた」




先輩は、泣いている私の唇をサラリと奪った。




キラキラ輝くツリー。


クリスマスソングの中・・・先輩が優しく私を抱きしめてくれた。




「知らなかった。ごめん・・・俺、鈍くてさ。恋愛とか慣れてなくて、女心とかよくわかんねんだ。でも、これからはちゃんとお前の気持ち理解したいから、思ったことを言ってくれよ」





「うん。先輩、私も恋愛ってまだよくわからないし、男の人の気持ちわからない。だから、友達に嫉妬しちゃったり、私が一番じゃないのかなって思ったりして」