「綺麗だな。ツリー!可憐、メリークリスマス!」
私の涙は止まらなかった。
先輩の大事な仲間を、嫌いになってしまいそうだった。
先輩を奪う敵だと・・・感じてしまっていた。
私に・・・プレゼントを届けてくれたんだ。
「俺が可憐とディズニーランド行くって自慢してたから、持ってきたんだって。彼女いない3人組が、嬉しそうにこれ持って飛び跳ねてたんだ。あいつらバカだな」
「ううん・・・最高。先輩の友達は、最高・・・ごめんなさい・・・」
いつも私を子供扱いする先輩の友達。
『可憐ちゃ~ん!』って私に声をかけてくれる友達。
子供な私に、お菓子の長靴をくれた。