「ーーっ」


私の瞳に映ったのは、


〜♪〜♪〜♪〜♪
「〜♪〜♪〜♪・・・」


ギターを弾きながら歌を口づさむ、青い瞳のとても綺麗な男性ー・・・。

「ー誰?」


男性は私に気が付いた様子で、ギターを弾く手を止めた。


ドキー・・・・ッ。


不覚にも私の胸は見つめられた事で高鳴った。

「え。私は詩音。山上、詩音よ・・・」


私が答えると男性は再び口を開いた。


「女の子がこんな時間に危ないよ・・・」


「え・・・・」



『危ない』?そんな事、健太は言ってくれた事ないのに。
ーって。なんで私、この人と健太を比べてるのよ!?

私は気持ちを落ち着かせる様に男性の隣に座った。