「ほんとすみませんでした。
じゃあ私はこれで…」


ほんとは病院行きますか?とか聞いたほうがいいのかもしれないけど

私は失恋のショックと男の人の柄の悪さに早く逃げたほうが良いと判断。


くるっと向きを変えたその時。


「おい。」


またあの低い声。


「な…なんでしょうか…?」


私は前を向いたまま答える。
だって…絶対絶対怒ってるじゃん!?


「あんた…このまま帰れるとでも思ってんの?」


やっ…やっぱり…