小柄でいかにも優しい感じのおじいさん。


誰だろう?


「あ!鈴木さん。いらっしゃい。」


鈴木さん…?


「潤くん,お父さんは体調どうだね?」


「ああ…まぁ良くも悪くもって感じです。」


「そうかい。早く良くなるといいんだがね…ところで。」


鈴木さんと言うおじいさんは私を見てにこりと微笑んだ。


「潤くんの恋人かい?」


は…はい!?


「いやっ,その…


「コイツはただのバイトです。」


なによ,その言い方!
ただのバイトとか…
てか私ってバイトなわけ!?