繁華街に顔を出すようになってから、知り合いが増えた。
友達、と言っていいのか良いか分からないから知り合いとしか言えないのだけれども。
あたしと同じようにあの道路にギター一本もって現れるひとも居れば、キーボードの人も居る。二人連れの人も居れば、三人の人も居た。
そんな人達の中にどこか、懐かしさを漂わせる人物に出会った。
二週間に一度ほどのペースで、ギター一本携えてやってくる。
そして自らも客となって音色に耳を傾けた後にいつの間にかフラッといなくなってしまう。
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