落ち着くまでまって、よくよく窓の外を見たら普通に降りられそうだった。
あたしの部屋の下にちょうど倉庫が有ったから。

そのルートから部屋を出るために電気を消そうとドアの近くへ近付こうとした途端、ドアが開いた。

そこに立ってたのはユウちゃんだった。


「こんな、夜分遅くに何をなさるおつもりですか？」

あたしは何も言えなくなってしまった。

取り敢えず言い訳しようと口を開くも遮られてしまう。