ねぇ、もし私が

あなたの隣の席じゃなかったら

あなたは私のこと

本当に興味無かったのかな?



「わぁー…」

クラス表を見て落ち込む私。

なんでこんな見事に友達と分かれちゃうの?

つまんなーい…。

座席だって…

周り男子ばっかり!

ありえない…。

だって私は男子なんかっ…。

…嫌いじゃない…けど、好きになれない。

なんでかな?

怖いことばっかりするから。

「おい。」

不意に私に声をかける男子。

大谷…俊君か。

私の隣の席の人。

綺麗な黒髪に射るような瞳。

カッコいい…。

こーやって見るだけなら

私もいいんだけど…。

「聞いてる?」

聞いてなかった。

「はいっ!?な、なんだっけ?」

「話全然きかねーのな。」

はぃ?

「ごめんなさい…。」

なんでいきなり…

「じゃいーや。」

と言って大谷君は紙に走り書き。

「はい。後で見といてね♪」

今見ちゃダメなの?

ダメなんだろうね

後でってことは。