「・・・そうだな」


父上は静かに言った。



「父上は、戦争をするんですか・・・??」


ひかえめに聞いてはみたものの、父上は黙っている。



聞いちゃ、だめだったかな??



「いざとなったら、だ。
人を傷つけることは私もやりたくない。
しかし、万が一のことになったら戦争を行わなければならない」


父上はすこし遠慮勝ちに言った。