「失礼いたします」


ドアを開けて俺は言った。


「座りなさい」


父上が言った。



「さて、今日はm・a・gについてだ。
おまえが総監になるのは伝えたな。
今日、シャルレのわがままで現地に行ったらしいな。
どうだったか?」


父上は真剣なまなざしで見つめてくる。



「戦争って、いやなものだと思いました。人が人を傷つける。
哀しいことです」


俺は率直に意見を言った。