「それでその通信コードを調べたら、ロイドの通信コードだったわ。
だからここにスパイがいるって私は確信したわけ。」


「さすがですミラ副総務官。
最年少で戦闘グループのグループ長と、副総務官という役職。
完璧ですね。
だけど、もうばれてしまいました。」

ガチャッ

ユサはポケットから拳銃を抜いた。

ミラの後ろにいた隊員は悲鳴をあげる。

「副総務官、逃げてください!あぶないです!」

後ろで隊員が言う。

「大丈夫。
花の舞」

ミラはそういうとコートのポケットからユサとは違う機種の拳銃を取り出した。