ロック― 「ロック、入っていいか??」 父上がドアごしに言ってきた。 「なんですか?」 俺はドアを開けながら答える。 前には、書類をたくさん持った父上がいた。 「これ、m・a・gの代表者リストだ。これだけでも目を通しておくとだいぶちがうぞ。」 「わかりました。ありがとうございました。」 父上はにっこり笑って部屋を出て行った。