ホテルで、体も再会させてあげた。
私の体が喜ぶ…砂漠に水をくれるあなた……。
行為の後……佐々木は私から23枚受け取った。
母親の入院と手術費用らしい。
まだ少し足らないので、残りは明日と言う事で、その日は別れた。
もうすぐ夜が明けそう…早く帰り…少しでも眠っておかないと…仕事もあるし…終わってからも、また佐々木と………。
もう私は、切な海に落とされてはいない。
それは、自身の思い方、考え方しだいだ…という事に気がついた。
私はもう大丈夫…明日また会えるなら、何もいらない、何にも替える事は出来ない。
佐々木の代わりはどこにもいない。
紙切れは減ってもいい。