「はいはーい
すいませんね神谷部長っ!」
私もわざとらしく
勇威に言って、また
ボールを拭きはじめた。


部活が終わり一気に
外が暗くなった。
もお12月だから寒さが
体にしみてくる。

「うー…寒っ。」
一人でゆっくり帰っていると

「ももっ!お前なに一人で
帰りよんねん。
俺ほって行くなや。」

走って涼が追い付いてきた。
この道を通って帰るのは
私と涼の二人だけだ。

「ごめんごめん。
もしかして涼うちのこと
心配してくれたん?」
ふざけて聞いてみると

「ちゃうわ!てかお前を襲う
変体とかおらんやろ!」


「うわ失礼やんっ。」

またいつものよおに
ギャーギャー言い合っていると
いきなり涼が…