ブランコに乗って
しばらくすると
涼がいきなり
話はじめた。


「…もも。今日は
ほんま無理やり
引っ張って
…ごめんな。」

違うよ、
涼ほんとは、
心の底では
嬉しかったよ…


「俺…帰りとかも
いつもなんとなく
ももの側に
居ったやん…?
そやけど勇威と
ももが仲良お
してるん見て
俺気付いてん…。」

「…なにを?…」

「…ももは俺の中で
かけがえのない
くらい大切な
存在やってこと。」