裕太は
「お前のお父さん達が帰ってくるまで、ここに居てやるよ」
と言うと、おかゆを作ってくれた。
「ほら、食えよ。俺が食わしてやるから」
と言って、おかゆを冷ましてくれた。

えっ、まって!裕太に食べさせてもらうなんて恥ずかしいよ……。

「どーした?俺が作ったのが信用出来ないのか?」
と言われたから私はおわてて
「そんなことないよ!!ちゃんと食べるって」
と言って緊張しながらも一口食べた
「おいしい」 と私が言うと

「だろ!?」 と裕太が嬉しそうに言ってきた。

 裕太って料理できたんだ

しばらくすると、お父さん達が帰って来た。

裕太は少し緊張した様子で

「明後日…あいてる?」 と聞いてきた。

「あいてるよ」 と私がこたえると、裕太は嬉しそうに

「じゃ、サイクリングしよーぜ!!俺が乗せてく」

と言われ、私は嬉しくて大きな声で
「うん!!」 と返事をした。
裕太は顔を赤くしながら帰っていった。

その日と次の日は緊張してしっかり寝れなかった