真っ白な部屋、
真っ白な空間。
中央にはたった一つ存在を
許された真っ白なベッド。
そこには、透きとおる肌をした
お姫様が眠っている。
ひっそりと
ひっそりと。
王子様はまだ訪れない。
お姫様が目覚めるのを待ち望むのは、
お姫様に旅立たれた哀れな男と、
その男を愛し続けたただの女の子。
あるときお姫様は
何の前触れもなく目覚めました。
お姫様は、
何も覚えていませんでした。
それでよかったんだと
男は言いました。
そして女の子は、
男の傷が癒えていくのを
気長に待ち続けました。
女の子の気持ちが報われる日は
来るのでしょうか。
私19歳、昔読み漁ったお伽話に
准えて
理想の結末を勝手に考えていた。
もちろん、頭の中だけで、
そして、すぐに
却下した。
真っ白な空間。
中央にはたった一つ存在を
許された真っ白なベッド。
そこには、透きとおる肌をした
お姫様が眠っている。
ひっそりと
ひっそりと。
王子様はまだ訪れない。
お姫様が目覚めるのを待ち望むのは、
お姫様に旅立たれた哀れな男と、
その男を愛し続けたただの女の子。
あるときお姫様は
何の前触れもなく目覚めました。
お姫様は、
何も覚えていませんでした。
それでよかったんだと
男は言いました。
そして女の子は、
男の傷が癒えていくのを
気長に待ち続けました。
女の子の気持ちが報われる日は
来るのでしょうか。
私19歳、昔読み漁ったお伽話に
准えて
理想の結末を勝手に考えていた。
もちろん、頭の中だけで、
そして、すぐに
却下した。