…誰だっけ?
顔すらわかんない…

こんな人いたかな…?



「あ、神谷君じゃんっ」


いきなり声をかける智花に驚く…


「あ…木倉…久しぶりだな。」


本への視線を外し、智花に目を向ける神谷君。


「知ってる―?こいつ、超頭いいんだよ?教えてもらえるじゃんっ」



え―!?すごぉ…
どれくらいなんだろ?



「…ずっと1位だよ、嵩木さん。」


「うぇぇええ!?」


「クスクス…嘘、5番くらい。」


「それでもすごいし…!」



あたしなんて…言えないわ。