「まぁでもよかったじゃん♪」




『うんっ///』




「でもあたしは最初っから2人がくっつくってわかってたよ〜」



そう言ってお弁当の卵焼きをぱくっと一口食べる梓。



『何で??』




「だって裕也くんは柚好き好きオーラがすごかったしぃー

なんだかんだ言って、柚も裕也くんと居る時楽しそうだったし?」




『なっ!…/////』



なんて事!!

気付いてなかったのはあたしだけ!?





「あらあらそんなに赤くなっちゃってぇ〜」




『っ!!梓ぁー!!!』




「キャー柚が殴りかかってくるー」



軽く手を上げるあたしに、棒読みでわざとらしく大声をあげる梓。


……こいつ;……………ん?





ふと視線を感じて、周りをキョロキョロと見渡すと……



「「よっ♪」」


あたしたちの座ってるベンチのすぐ後ろに、ニコやかに手を上げる翼くんと裕也がっ!!




『う、うわぁー!!!!!』




「うわぁーって…そんなにびっくりしなくても;」



翼くんが呆れたようにあたしに言う。