お昼休み、私と梓はいつもの中庭のベンチに座ってお弁当を食べている…。
「で!?何でいつの間にか裕也くんと付き合う事になってんのよ!?」
『えぇーと;…実は、昨日裕也を家まで送って行った時に、裕也に……キスされたんだよね…。』
「えぇ─────っ!?!?!?」
『私もいきなりだったからびっくりしちゃって、その時は怒って帰ったんだけど…』
「だけど!?」
『不思議とあんまり嫌だと思わなかったの…』
「うんうん!!」
『それで、自分がよくわからなくなって…裕也に会うのも気まずかったから、今日学校サボろっかなぁって思って近くの公園に居たら、クラスの岩村くんに見られちゃって;』
「遅れて仕方なく来たって訳か…」
『うん…』
「そこまではなんとなくわかったけど…
授業中のあの叫び声は何だったの??」
あ、大事なとこ言うの忘れてた…;
『あ、あれは…裕也が、キスの事覚えてないって言ったから…』
「はぁ!?」