『えっ!?俺がっすか!?』
「当たり前だ。そもそもお前らが喋ってたからこんな事になったんだろ。」
先生は俺を少し睨んで言った。
『うﾞ…はぁーい』
先生に圧倒されながら返事をして、教室を出る。
探すっつったって…どこ探せばいいんだよ!!
ったくアイツ…マジ意味分かんねぇ…
…でも今は授業中だから、あんま行くとこないよな？
取りあえず、ベタに屋上とか行ってみっか。
ガチャ
屋上へ繋る階段を登って、ゆっくりとドアを開ける…。
「!?」
そこには驚いた顔で俺を見る柚が居た。
やっぱ屋上だったか…。
『おい、お前…授業中に何て事叫んでくれるんだよ』
話しかけると、柚はあからさまにプイッと顔を背けた。
「………」
『いやいや、無視かよ』
「………」
『おーい』
話しかけながらゆっくりと近づく…。
「…く、来るなぁ!!」
ありゃりゃ…完全に怒ってんじゃん;
