もー裕也なにしてんのかなぁー…早くしてよねー。
『裕也ぁ!!どうさたの?早く行こうよぉー!!』
あたしは裕也に駆け寄って裕也の顔を覗き込むようにして言った。
あれ?
『裕也顔赤いよ?大丈夫?熱あるの?』
「ね、ねぇよ!!」
『でも本当に…』
「ねぇっつってんだろ!!早く行くぞ!!」
うわっムカツク!!
せっかく人が心配してあげたのに!!
あたしはムっときてあたしの前を歩き出した裕也の背中を思いっきり押してやった。
「って!何すんだよ!!」
裕也は少しよろめいた後あたしを見る。
『ふんっ!裕也のばぁか!!』
「はぁ!?意味分かんねぇ。」
『わかればか!!』
あたしはそう言って裕也の前をズンズン歩く。
「お前俺にそんなばかばか言っていいと思ってんの?」
裕也があたしの腕を掴んで怪しい笑みを浮かべる。
『ばかぁ!!』
あたしが手を振りほどこうとしても裕也の力が強くて全然離れない。
「しゃーない!お仕置きすっか☆」