部長さんの話も終わって、私達4人は校門に向かっているところ。
「そうだ!!明日から部活であんまり遊べなくなるだろうし、今から4人でどっか行かない!?」
『行く!!』
梓の提案にあたしは即答。
だって帰りにどっか寄るのって楽しんだもん♪
「ははっ柚ちゃん元気だなぁ!」
翼くんはそう言って爽やかに笑う。
『へへっ♪』
やっぱ翼くんはかっこいいなぁ〜…
なんか背が高くてサッカーが似合う爽やか少年って感じ。
それに比べて…
あたしはチラッと裕也の方を見る。
背は高いけど、爽やかって感じじゃない。
なんて言うか…サッカーよりバスケやってそうな感じ。
「人の顔見て険しい顔してんじゃねぇよ」
あたしの視線に気付いた裕也が言った。
あ、あたしそんな顔してた!?
『別に!…ただ、裕也ってサッカーやってたんだぁー。みたいな?』
「なんだよそれ。
サッカーは中学から始めたんだ。
ってか今更かよ!!」
『いや、前から思ってたけど聞いてなかっただけ。』
「ふーん」