私が高校に入学してからしばらくがたち、周りのみんなは入る部活についての話し合いで持ちきりだった。




「ねぇ柚?」




『んー?』




「入りたい部活とかある??」




『別にないけど?』




ぱぁ☆



ん?なんか今梓の顔が一瞬嬉しそうに見えたけど…




『な、何で?』




「あたしさぁー
翼にサッカー部に一緒にマネージャーとして入ってくれないかって言われてぇー」




『あぁ、そう言えば翼くんって中学でもサッカー部だったね』




「うん!」




『でも…それがどうしたの??
入ればいいじゃん。』




「だーかーらぁー!
柚も一緒に入ってくれない??」




『何であたしが。』




「お願い!!」




『やだね。

あたし居なくても翼くん居るから大丈夫でしょ?』




「やだぁー柚も一緒がいいー!」




『わがまま言うな!!』





「おい」




『えっ!?』




あたしの後ろにはいつの間にか裕也がいた。




「お前、俺と一緒にサッカー部入れ。」




『だから何であたしが。』