「あっ!
隣と言えば、柚!!

あたしの隣翼だったんだよ!!」




『嘘!?
翼くん同じクラスだったの??』




「うん。そーみたい!

あたしも最初気付かなかったんだけどね?」





って梓、翼くん彼氏なのに気付かなかったって…
ちょっと、可哀想じゃない??




『まぁよかったねぇ!』




「うん♪」




梓幸せそうな顔しちゃって。
いいなぁ…





「でもあたし達2人共彼氏の隣だね〜」




『うん………………………………

って、えええぇぇぇぇええ!?

何でそうなるの!?』






「おーい
お前ら早く帰れよー。」



あたしが大きな声を出したからか、先生がやって来た。





「『はぁーい!!』」





そう言って教室を出たものの、やっぱり梓がさっき言った事が気になる…。





学校を出た帰り道。



私が梓にしつこく聞くと、

「なんかねー
わかんないけど、その男の子柚のこと好きだと思うの☆」


だって。




裕也があたしを好きなんてまずありえないし。


それに、もし裕也が好きでもあたしが嫌いだから
付き合う事は絶っ対にない!!!!!