「……柚？」
『えっ!?』
振り向くと、梓が後ろで
いつまでもあっかんべーをしていたあたしを不思議そうに見ていた。
『あ、あのっ』
ってかいつの間にか先生の話終わってるじゃん!!
「なにやってたの??」
『うﾞ
えぇーとー……………威嚇??』
威嚇って言うのはちょっと言い過ぎかな………
とか思いながら苦笑いのあたし。
「威嚇って…誰に？」
『あ』
梓に教えなきゃ!!!!!
『あのねぇ！聞いてよ!!
あたしの隣……
あの、前洋服屋さんで会った変な男だったのぉ〜。』
「………あぁ、あの人か。
ってえぇ!?
あの人同じ学校だったの!?
しかも柚の隣!?」
ふふっ
なんか梓の反応面白いっ。
ってそんな話じゃなかった!!
『そうなの〜！
でね!?
その男の子、小学校の時同じクラスで
あたしによく意地悪してた子なのぉ!!!!!』
「えぇ!!本当に!?」
これまたびっくりしている梓。
『本当にぃ〜』
「だからあの時
俺のこと覚えてねぇの
とか言ってたんだぁ!!」
『そうなんだよぉ〜』
