「……の………さ…の……」
あ〜…誰かが私を呼んでる…。
頭がぼ〜っとする。
私…何してたんだっけ……。
「………の……佐野……」
あ〜,ハルの声だぁ。
そういえば,ハルとハシゴを片付けてたような…。
ど〜でもいいけど,ハルの声…もっと聞きたいなあ。
「……の…………佐野っ!!
大丈夫かっ!!佐野!!!」
私はハルの声に反応して目を開けた。
「佐野〜!!意識戻ったんだなっ!!よかった〜。」
そう言うハルの顔は安心しきっていた。
「えっ…。私…どうしたの?」
「急に倉庫の奥からすごい音がしたから急いで行ってみると佐野が倒れててさ。 もぅ,すっげーびっくりしたよ。
なんか色々積み上げてたのが落ちてきたみたいだぜ。」
それを聞いて初めて私は今まで気を失っていたことを知った。
………ってか,ここどこなんだろう??