先生から頼まれた仕事をするために俺達は倉庫に向かった。
体育館裏の倉庫までは結構距離がある。
俺はチャンスだと思い,佐野にたくさん話しかけた。
……ってか,俺ばっかり話している事に気付く。
……佐野はいつも真剣に俺の話を聞いてくれる。
部活の話とか,俺はつい興奮しすぎて1人でずっとしゃべってしまう。
きっと聞いていても面白くない話なのに…。
けど,佐野はバカにしないで最後まで聞いてくれる。
そういうところが"好きだなあ"って思うんだ。///
だから……また俺は調子にのって1人でベラベラしゃべってしまう。
佐野の事……
もっと知りたいのに……。
佐野の口から……
もっと言葉を聞きたいのに…。