「先生!俺も保健委員みたいなんですけど…」



えっ…

えぇぇっっ!!


私の隣を見るとあの春田君が黒板を指さしながら立っていた。



「よろしくなっ。」

春田君はそう言って笑顔で私の肩をぽんって叩いてくれた。

「よっ,よろしくお願いします!!」

私は緊張してしまい最初の方,声が裏返ってしまった。

「やっぱ,佐野さんって面白いっ!!」


そう言って春田君は笑いだした。



私もつい嬉しくなって一緒に笑った。


だって,面白いって言ってくれた。

春田君の言葉は魔法みたいだ。
さっきまで落ち込んでた気分が今はすごく楽しいから。


一緒な委員になれて嬉しい!!

すごく小さな事かも知れないけど私にとったら大きな出来事だった。


神様,春田君と一緒な委員にしてくれてありがとう。