「ありがとう。ハルが支えてくれたおかげで大丈夫だよ。…ホント私ってドジばっかり。」



「けがなくてよかったじゃん。」


そう言って笑うハル。


あ〜やっぱりかっこいい。


なんて思いながらぼ〜っとハルに見とれてた。


……まだハルに支えられていることも忘れて。













…………って!!!



手が!!!



ハルの手が私の腰に!!




まだハルに支えられていることにやっと気付いた。




「……ちょっ,ハル…ごめん……手!!…手が。」


恥ずかしさと申し訳なさで上手くしゃべれない。




「ん……??手がどうしたって??……………っ!!!」



ハルも自分の手が私の腰にあることに気付いく。



「ごっごめん!!!とっさのことで……」


真っ赤になって慌てて手を離すハル。