「3人で何話してんだ〜?」


そう言って話しかけてきたハルの顔は満面の笑顔だった。


「あっ!!ハルっ!!
おめでとう!!すっごく速くてびっくりしたよ!!私,感動しちゃったもん!!」


「あはは。大ゲサだなぁ。」


「そんなコトないよっ!!本当にすごかったよっ!!」


「まぁ,俺が頑張れたのは佐野のおかげだけどな。」


「…えっ?私のおかげ??」


「だって,佐野がでっけ〜声で応援してくれたからさ。アレすっげー嬉しくて…だから頑張れた。………ありがとな。」



そう言ってハルは私の頭を"ぽん"って軽く叩いた。