何で春田君が隣にいて,私の名前書いてて,背が高くてかっこよくて…ってか,近いっ!!距離が近いよ〜っ!!


軽くパニックに陥った私の思考回路はおかしくなって余計な事まで考えてしまってる。



そんな私とは逆に,春田君は冷静に…

「背が届かないのかなって思って勝手に名前書いちゃたけど,場所はここで大丈夫だった??」

って言ってくれた。


「あっ!!ありがとう!!私って背が小さいから全然届かなくてすご〜く困ってたんだっ!!本当にありがとう!!」


思考回路が止まっちゃってる頭を何とか回転させてお礼を言った。


「どういたしまして。」


春田君はそう言ってにっこりと笑った。


「あっ…,俺って人より少し背が高いからさっ…また届かないところあったら言って!!」


「うんっ。本当にありがとう!!」



こんなに近い距離で,しかも春田君が私の名前を書いてくれて…話しもできて…。



どんなに小さな出来事でも,春田君との出来事は私にとって宝物なんだ。