「…おっ。春田が遅刻なんて珍しいな〜。
どーしたぁ?」


その言葉にクラスの奴らが一斉に俺を見る。


あー…皆の視線が痛い。



「あ〜,寝坊っす。」



「寝坊かぁ。気を付けろよ。」

先生の言葉に軽く頷きながら自分の席に向かう。




パチッ─


『あっ…』



その途中で佐野と目があった。