キーン コーン カーン─…
始業を知らせるチャイムが鳴る。
……─バタバタッ
ガラッ!!!
「ハァハァ─…
これってセーフ??」
園田君が息を切らしながら勢いよく教室に入ってきた。
「ギリでアウトだ。
残念だったな〜園田。」
「マジで〜!!?
先生セーフにして〜!!」
「それは無理だな〜。
園田〜,お前遅刻多すぎ。
次遅刻したら生活指導室送りだぞ〜!!」
「マジかよ〜っ!!?」
園田君はトボトボと自分の席に着く。
その後ろから誰かが教室に入ってきた。
「…おっ。春田が遅刻なんて珍しいな〜。どーしたぁ?」
えっ?ハルが遅刻!!?
「あ〜,寝坊っす。」
へ〜,ハルが寝坊かぁ。
ボーッとしながらハルを見てたら…
パチッ─
あっ…
目があった…。