「おはよ〜美桜〜!!」


「あっ,絵実。おはよ−。」


「どーしたの?
なんか元気なくない?
ってか,目の下!!クマすごいよ!!」


結局昨日は一睡もできなかった。


「絵実…あのね…」


私は昨日の事を絵実に詳しく説明した。


「…っえぇー!!!
佐伯君に告られ…


「絵実!!声大きすぎっ!!」


私は急いで絵実の口を塞いだ。


絵実も周りの登校中の生徒の視線に気付いたのか,

「あっ。ごめん!!つい…
ってか,マジでっ!!!」


「…うん。マジです。」


「そっかぁ〜。
佐伯君なかなかやるな〜。
…で!!どーすんの?」


「…へ?何が??」


「だから告白っ!!
OKする気!?」


「…いや,まだ。」


「私はさ〜美桜が幸せなら佐伯君と付き合ってもいいと思うよ。
でも…好きでもない人と付き合うのはあんまり賛成できないな。
美桜には本当に好きな人と付き合って欲しい…。」



その絵実の言葉がすごく胸に響いた…。