「っあ…あの…私っ…


「待って!まだ返事しないで!」


私の言葉は佐伯君によって遮られた。



「美桜ちゃんの気持ちは分かってるから……

だから…だから,これからはもう少し俺の事も考えてみてくれないかな?
"友達"としてではなく"男"として…


あっ…もうこんな時間だ!暗くならないうちに美桜ちゃんは帰った方がいいよ。後はこの佐伯君に任せなさ〜い!」


そう言って笑う佐伯君。


「えっ…でも…」


「まぁまぁいいから。
じゃーまた明日な〜!」


私は佐伯君に従うように図書室から出た。