「私たちは見たままを言っただけですよ。
ね～っ？」

「くすくす……はいっ」

まゆと千鶴が会うのは初めてだ。
しかしお互いに同調したように笑い合う二人。

「も、もぅ、千鶴ちゃんまでっ！」

真希は相変わらず顔が真っ赤だ。
お前がそんな顔してるから面白がられて、
二人にいじられるんだろうが。

「はい、れーちゃん、
お望みのもの取って来たよ」

「ん？
あ……、ああ。」

俺は俺でもっちーに半ば無理矢理座らされて、
目の前にこれでもかというほどにもやし、ひき肉、ねぎ、更に太麺が大盛にされた味噌ラーメンをどかっと置かれる。

「にひひ……はい、れーちゃん、あ～ん♪」

「な、なんですとっ？」

そのまま割り箸をもっちーが二つに割って、
蓮華にある程度麺とつゆを盛ると、
身体を近づけながら俺の口元に寄せてくる。

「な、なんだよ、もっちーっ」

「今日は智恵美様が食べさせてあげる♪
だから、あ～ん♪」

更に身体を寄せるもっちー。
もっちーの可愛いらしい笑顔が目の前に迫り、
思わず胸が鳴った。