『まじ見えないんだけど‥』


暗闇の中、俺は壁をつたっていきながら歩いて行く。

すると‥


―――むにゃ‥


『うぎゃあっ?!』


『きゃあぁぁあぁぁ!!!??』


俺はビックリして腰を抜かす。


何かを踏んだと思ったら悲鳴が下から聞こえて‥


手さぐりでそれを触ってみる。。


ままままさかっ!?


『‥幽霊だったりする!?』


『きゃあぁぁあぁぁ!!!!』


『るせっ!!!‥って‥琴音‥?』


『え‥‥?旬‥樹?』


俺はもう一度しゃがみ、懐中電灯のか細い光を頼りにしてそれの招待をみる。


すると、白い肌に涙でぐちゃぐちゃになった琴音の姿があった。