『琴音チャン大丈夫!?』


心配して原田先輩があたしの顔を除き込んだ。


『だ大丈夫ですっ!!』


‥いつも旬樹にしか抱かれてないから‥


テンパっちゃうよ‥

ほんっとに。



――そしてしばらく原田先輩と遊んで浜辺に戻った。


すると、旬樹は花形先輩と二人で仲良く浜辺に座っていた。


『‥琴音チャン?どうしたの?』


『―――‥っ』


あたしには信じられなかった‥


だって‥

いつも花形先輩を嫌がってる旬樹が‥


あんなに仲良くビキニ姿の花形先輩とベタベタしてて‥


そりゃあたしも
原田先輩と遊んじゃったけど‥


あたしと旬樹は目が合った。


『――旬っ‥』


『でさぁ、あれだよなぁ~』


『樹‥』


目が合ったのに、目線をすぐそらした旬樹‥


なんか怒ってる‥‥?


あたしと原田先輩が一緒にいたから‥‥?