『はぁ?会長はバカか。じゃあ今日は押し入れで寝るの?』


栗原は呆れたように笑った。


原田はもう半分無視で、就寝の支度をして布団に入った。


『あ、‥おう。今日はここで寝る。おやすみ?』


俺は本当のドラえもんのように押し入れの襖を閉めて、布団にくるまってじっとしていた琴音の髪の毛を撫でた。



『‥もぅ大丈夫‥』


俺は小声で琴音の耳に口元をあてた。


『んふ‥なんか楽しぃ』


そう琴音は言って、俺に抱きついた。


押し入れの幅は結構あるから広いとも言える。


まぁ、
人間が寝る場所じゃないんだけど‥