―――『‥んふっ、花形先輩、相当旬樹に惚れてるねっ』


生徒会長室の扉がガチャッと閉まったと同時にあたしが旬樹に駆け寄った。


『ほんと困るよな?俺は琴音だけなのに‥』


そう言って旬樹はあたしの唇に自分の唇をくっつけた。


甘くてとろけるキスは学校で初めて‥


『ん‥学校は‥ヤバい‥よ』


あたしは途切れ途切れ唇を離してしゃべるが、旬樹はおかまいなし‥


‥どんだけエロいのっ!!


あたしはもう旬樹に身を任せていた。


――‥長い長いキス‥


あたしの唇は
短く終わるキスを知らない‥


旬樹のキスは甘くて甘ったるくて‥とろけるような甘い時間をくれる‥