『あ‥ぃや、行きも帰りも‥これからも旬樹と同じなワケで‥』


『なんですって!?あなたは彼氏と行けばいいじゃないっ!?』


‥花形先輩、キレ始めてるし(泣)


『おぃ、何やってんだよ』


きゃーっ!!


あたしの彼氏がきたっ!


いや‥もうむしろ王子様?


『あらぁ♪旬樹様ぁ!今ね、琴音さんにあたしと旬樹様が登下校を共にしていいか聞いていたとこなのっ♪』


花形先輩は旬樹の腕を持って、ブンブンと振りながら話した。


あぁ!!


よくも〝あたしの〟王子様にぃ!!!


花形先輩、許さなぃっ!


あたしは少しだけ花形先輩を睨んだ。