――家に帰ると、家来があたしの顔を見てビックリしていた。


怪我の手当てをすぐやってくれると言ったけど、旬樹が


『俺がやるから』


と言った。


今はリビングにあたしたちだけでいる。


時計の針がチクタク進む音だけが響いている。


旬樹がソファーに座ったから、あたしも隣にチョコンと座った。


怒られるのかな‥


そんな不安が頭をよぎった。