あたしは電話をきり、旬樹に事情を説明した。 『はー?もう帰んの?つまんねー‥』 『ホラッ!そんなこと言わないで早く荷物をキャリーにしまうよ!!』 あたしは旬樹の背中を押した。 二人だけの沖縄をあと1日楽しみたかったけれど、ママが言うなら仕方がない。 あたしたちはその夜、沖縄から東京に飛んだ。