「ちょっとぉぉぉぉぉぉ…」

カシャー　カシャーー　

（ユカが写真とってるよ…。とってないで助けてーーていうか。細身のわりにやっぱ力あるんだな～男って…ってうわ！何キモいことゆってんだろ！びっくりだし。自分でいって！！）

「じゃなくて！！」

ガッ

「…！痛ッ！」

あたしはオタクに蹴りをかました。けっこうきまった！。。。と思う。


「なにすんですか！いきなりつれて（はこんで？）きて！！またひやかされるじゃないですか！！！」

「だって吉野さんが言おうとしたからだろ！！」

「え何を？…てかなんで名前知ってんですか！！！」

「…だって…好きな人の名前くらい知っておかないと…ねぇ？」

ねぇって…ん？いますごいこと言わなかった…？

「さっきのもう一回言ってください」

「だーかーらー、好きな人の名前くらい知「○×▼Я§Ωρーーーーー！？？」」

（あまりの出来事に、言葉にならない叫びをあげてしまった…。てかええ！？古池先輩ってあたしのこと好きなのぉ！？）

「……初めて見たとき…一目で好きになってしまったんだ…。ひとめぼれってあるんだ…っておもった瞬間だった…」

（え？いきなり語られるの…？？学校一のイケメンがあたしのことを好きなんて…（オタクだけどッ））

「君…吉野さんがあんまりにも…」

（あんまりにも！？なんなのッ！！）

「あんまりにも美少女戦隊の美迩留に似すぎてて…びっくりした。」

…は？