「おっきろ~!!」

「・・・ん?!」

あれ・・・。
俺、誰に起こされてんだ???!

あ。

「うっわぁっ!!!」

「いえ~!
 ミキヤはよ~。
 もう遅刻15分前なんだけど?」

俺を起こしたのは、
親友のケイだった。

「5分まって・・・。」

眠い目をこすりながら
支度する俺。

「はいよ。」

学校まで死ぬ気でチャリこいで
だいたい8分。
こんなにぎりぎりなのわ
結構久々。
ちょっとあせる俺。

「悪いっ!
 遅刻ぎりぎりだなっ。」