「柚希、結婚しようか。」


「えっ?うん。」


吃驚。


だって、プロポーズしてくれるなんて思わないし。


「あと、これ。」


雄一は、私になにかくれた。


箱の中を開けると....


指輪だった。


「えっ?
なんで?」


だって....


「今までのバイト代。」


「そうじゃなくて....
なんで、用意してあるの?」


「あぁー。
俺さ....あの日、もしかしたらって思ってさ。」


「あの日?」


「柚の誕生日。
だからさ。
いつでも責任とれるようにって思って。」


だから....


大学、諦めたの?


「私のせい?」