俺は、頬になにかがあたり目が覚めた。


たぶん、柚からのキス。


けど、起きてないフリ。


「柚?」


俺は、寝言のように柚の名前を呼んだ。


「雄一、起きたの?」


俺は、柚を無視。


一応、寝てるから。


で、隙を見て抱きしめた。


「柚、かわいい。」


やべっ。


自然にでちまった。


さっきよりはっきり言ったし、気づいたか?


「雄一、起きてるでしょ。」


気づくよな。


「バレた?」


「いつから?」


柚は、俺を軽く睨んだ。


怖っ!


まあ、恥ずかしいからかな。