柚は、なんか持ってきた。


大きめなTシャツとハーフパンツ。


「雄一、これはいる?」


「男物?」


なんであるわけ?


柚のお父さんが着るようなのじゃないし....


まさか....


俺は、疑いの眼差しで柚を見た。


「私の。
男物でかわいいかもって買ったけど....
やっぱ大きいんだよね。」


柚のか。


まあ、信じよう。


てか、柚には俺しかいないしな。


「柚が着てんの?」


「今は、着てない。
とにかく、お風呂はいって。
制服で寝れないでしょ?」


柚は、俺の背中を押しながらお風呂場に向かった。


てか、変な感じ。


自分の家じゃない風呂を借りるなんて。


なんか新婚みたいじゃないか?


ヤバい、照れる。


また、していいのかな?


柚からは、許されてるし。


一晩一緒にいてなんもない方がおかしいよな。


考えるのは、やめよ。


その時の流れだ。


俺は、風呂からあがった。


「柚?」


「雄一、あがったんだ。」


てか、柚から借りた服サイズがぴったりだったんだよな。


てか、柚がなんかショック受けてるし。


なんでだ?